経済班で、農業と労働の担当をしています。農業分野ではゴーヤーやマンゴーの日を取材したり、農産物の生産量の増減理由を取材したりしています。労働分野は県内で仕事を探す人がどれくらいいるのか、市場をみる仕事になります。 経済班では過去に観光担当を長く務め、今の担当は初めてです。内容が重たい案件もありますが、前任の担当記者の力も借りて乗り切っています。仕事をする上で、同僚との横の連携も重要です。 やりがいは、人の役に立った時に感じます。台湾から沖縄に旅行で訪れた妊婦が早期出産となり、夫婦で困っていた事案を取材しました。支援を呼びかける記事が掲載されて支援金が集まり、子どもは無事治療を終えて夫婦と台湾に帰りました。2歳の時に家族が感謝の旅で沖縄に来てくれ、やりがいを感じました。 大変なことは「裏取り」とも呼ばれる事実関係の確認です。団体トップの人事を発表前に記事にする際は、関係者が話さない中で事実関係を確認するのが大変です。精神が強くないといけません。また子どもが生まれ独身のように遅くまで働けず、毎日時間との闘いです。執筆後、夜遅くに内容を確認することもあります。ずっと緊張しているようでもあります。 大事にしているのは正確な記事を出すことです。私たちは読者との信頼関係を築いており、間違った内容の新聞は誰も買いません。また、ずっと緊張していると体が持たないので、オンとオフのメリハリを付けることも大切です。そして物事を知ったかぶりせず、取材相手との関係を大事にすることです。