デザイン班に所属し、社内でもかなり横断的な業務をしています。 統合編集局では記事に添える地図やグラフ、表、イラストなどを作成します。「新報小中学生新聞りゅうPON!」では飾り見出しや図解なども担います。 りゅうPON!で月に二度、「マンガで伝える沖縄戦」の連載をしています。取材から構成、イラストまで全てを担当していますよ。漢字が読めない子どもでも一目で分かるように意識しています。子どもたちには、自分の生まれ育った沖縄でどのような戦争があったのかを知ってほしいです。 広告では記事体広告などの飾り見出しや図解を作成します。自社イベントのチラシ、ウェブ素材、名刺広告なども作ります。クライアントの要望に応じてマンガを描くこともありますよ。最近はデジタルの仕事も増えています。アイキャッチのグラフィックスやサムネイル作成のほか、動画を編集することもあります。 また社内横断型のチームを組み、県内の教育機関向けにデジタル教材「マナりゅう」を運営しています。構成やデザインなどを自社で開発します。写真部や運動部でのカメラマンや記者の経験を活かし、記事や撮影にも携わっています。 全てを通して、子どもたちでも理解しやすくするのが私の仕事です。 仕事で大変なことは家庭との両立です。子どもの登校、夕方のお迎えなど毎日バタバタです。おかげで早寝早起きですが。メディアも紙からウェブへ変わりつつあり、これまでとは違うスキルも求められます。常に勉強ですね。 自分の作品や成果物がほめらえるとやりがいを感じます。先日、小学校で自分の描いたマンガが置いてあるのを見つけ、うれし恥ずかしでした。りゅうPON!、マナりゅうも使いやすい、読みやすいといった反応があるとうれしいです。 仕事をする上で大切にしていることは、読者ファーストです。活字が苦手なタイプの人でも読めるように、言葉をかみ砕いて分かりやすくし、図解や写真で一目で分かるような工夫を意識をしています。マンガでは「米軍」と表現せずに「アメリカ軍」にするなど、表記にもこだわっています。難しい専門用語をそのまま使わず、一度立ち止まって考えるのも大事だと思います。 デザイン班は守備範囲が広く、引き出しはたくさんあったほうが良いです。ある先輩社員が「記者は雑食であれ」と言っていましたが、「デザインも雑食であれ」が理想です。