糸満市や八重瀬町、座間味村、渡嘉敷村の担当記者をしています。行政や議会、地域の話題に関わる記事を執筆しています。1日に3、4本の取材が入ることもありますが、取材があまりない日は地域や役所・役場を回って情報収集にあたっています。 記者職は突発対応があり、夜に電話がかかってきたり、休みの日でも記事の確認をしたりといった大変な面があります。5歳と2歳の子どもがおり、急な発熱対応で仕事の調整が大変な時もあります。しかし子育て中の同僚も多くて理解があり、在宅で勤務をしやすく風通しがいいです。 第1子誕生後に職場復帰する際、キャリア形成や家族との関係などで葛藤が多かったです。しかし、私が体験した大変さは社会問題とつながり、それを紙面に生かして問題提起できる役割を感じました。それが新聞社の使命で、やりがいがあります。記者でいて良かったです。 仕事をする上で大切にしていることは、子どもが元気なうちに仕事を終わらせることです。子どもが体調を崩すとその対応に追われて仕事が滞ってしまい、取材先や同僚に迷惑をかけることになるからです。 また頑張りすぎないことも意識しています。家事も育児も仕事も、やらないといけないことをしているだけで一日が終わってしまうと、だんだんとしんどくなってくるからです。いろいろと手放して、自分がやりたいことをするための時間を意識的に作るのが大事だなと思っています。 また仕事の経験を積んでいけば取材先との関係の作り方が分かってきたり、記事を早く書けるようになってきたりするので、楽になっていく面もあると感じています。 今後の仕事の抱負として、より地元に密着した記事を書き続けていける記者でありたいです。各地を回るなかで「地域にニュースはたくさんある」と感じます。個人の体験や、ひとつの地域に限った問題と思うようなことでも、深く調べてみると社会的な問題につながっているからです。記者として、そして地域の生活者としての視点を活かした記事づくりを今後も続けたいです。▼フリーランス団体OFNEによる嶋岡記者へのインタビューはサイト「flag flag」にも掲載。サイトはこちら