地域読者局は新聞の購読者、部数を増やすことが最重要課題です。部数は新聞社の「力」のバロメーターと言え、広告料やチラシ収入に直接影響することから、何よりも大切にしています。プロモーショングループは地域の販売店を管理する販売グループのバックアップ的な役割と、イメージ戦略のブランディング、NIB(ビジネスに新聞を)などの出張講座も行います。バックアップ的な役割では、新報読者に付与する「Tポイント」のポイント管理、キャンペーン活用があります。地域読者局がPRしたい情報をチラシや紙面特集として制作します。新年のカレンダー、家計簿の作成では、アイデアやデザイン力が試されます。新報読者へ感謝の気持ちを伝える「愛読者キャンペーン」も重要な施策です。限られた予算で、読者が関心を持つ賞品をどう構成するか、毎回頭を悩ませます。応募数が伸びると苦労が報われます。ブランディングは琉球新報を印象づけるテレビやラジオCM制作、琉球ゴールデンキングスやFC琉球などとのスポンサー契約があり、社名の露出にこだわります。NIBは各企業が実施する新入社員対象の研修で、新聞の読み方やビジネスに生かす方法を伝えます。購読者の高齢化が新聞社の課題で新しい読者やファンを増やす取り組みとして重要視しています。業務上、心掛けているのは素早い対応、反応です。業務の性質上、外部の方とやり取りする機会が多く、問い合わせや依頼されたことに対しては、できるだけ早く返すように努めています。今後は「Tポイント」の認知度をもっと上げたいです。Tポイントを導入している企業とコラボレーションし、お互いでPRし合う。Tポイントを通じてお客様が増える仕組みを作ることが理想です。